【10月24日 AFP】イングランド・プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)は23日、中東風の民族衣装を着て試合を観戦するのを自制してほしいという呼びかけを撤回した。そうした衣装が、クラブの新オーナー陣を不快にさせることはなかったためだという。

 今月7日、サウジアラビアの政府系ファンドを中心としたコンソーシアムによる買収完了を発表したニューカッスルは、買収後の初戦だった前週末のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で、数百人のファンが中東風の民族衣装や頭飾りをつけて試合を観戦した。

 これに対してクラブは20日、「普段からそうした格好をしているのでない限り」は着用を「差し控える」ようファンに訴えていたが、この日新たに、そうした行為が新オーナーを不快にさせることはなかったと発表した。

「新オーナーは2週間前にクラブを買収した後、地元の人々から受けた歓迎に感激している」

「ファンが頭飾りなど、文化的な伝統を持つ衣装をまとって祝福したこともその一つだ。文化に着想を得た適切な衣装を身につけてクラブをサポートしたい人々は、自由にそうしてほしい。われわれはどんな人も排除しない」 (c)AFP