【10月21日 AFP】サッカー元フランス代表マチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)の「セックステープ」をめぐる裁判が20日に行われ、恐喝の標的になり「身の危険を感じた」と話した。事件に関与したとされるスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)のFWカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)被告は出廷しなかった。

 同国代表でヴァルブエナとチームメートだったベンゼマ被告は、2015年に本人のスマートフォンからコピーされた映像で金銭を脅し取ろうとした事件の共犯の一人だとして罪に問われている。

 罪状を否認しているベンゼマ被告は、仏パリ郊外のベルサイユ(Versailles)で行われた裁判を欠席した。この日の裁判には加害者側から主犯2人を含む4人が出廷した。

 この事件でフランス代表には激震が走り、現在33歳のベンゼマ被告は5年半代表から追放されたものの、今年電撃復帰を果たした。

 同様に事件の影響で代表を離れたヴァルブエナは、裁判が開廷すると、恐喝されていることを認識したときに自身のキャリアに恐怖心を抱いたと話した。

 有罪となった場合、ベンゼマ被告には最大で懲役5年、罰金7万ユーロ(約930万円)が言い渡される可能性がある。(c)AFP/Leo MOUREN and Clare BYRNE