【10月12日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は11日、各地で第8節の試合が行われ、グループGのオランダはメンフィス・デパイ(Memphis Depay)の2得点などでジブラルタルに6-0で大勝した。

 前回のロシア大会(2018 World Cup)の出場権を逃したオランダは首位に立っているが、同組の他の試合でトルコが後半アディショナルタイム9分のゴールでラトビアを2-1で下したため、上位2チームに入れるかどうかは来月の予選次第ということになった。

 負傷でアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)を欠くノルウェーはモンテネグロを2-0で下し、首位と2ポイント差で2位につけている。

 グループEのウェールズは、キーファー・ムーア(Kieffer Moore)が序盤に挙げたゴールを守りきり、敵地でエストニアに1-0で勝利。

 2試合を残しているウェールズは、UEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2020-21)の試合に臨むため今月はW杯予選がなかった首位ベルギーと5ポイント差となっており、首位に立って本大会の自動出場権を獲得する可能性をつないだ。

 チェコはアウェーでベラルーシに2-0で勝利し、同組の2位争いに踏みとどまった。チェコはウェールズと勝ち点で並んでいるが、同チームよりも消化試合数が一つ多い。

 ウェールズはネーションズリーグのグループで首位に立ったため、仮に今回のW杯予選でチェコより下の順位になってもプレーオフ進出がほぼ確実となっている。

 グループHではロシアとクロアチアが2位以上でのフィニッシュを決めたが、どちらが1位になって自動的に本大会に進むかは分からない状況となっている。

 スロベニアの本拠地に乗り込んだロシアは、前半にイゴール・ディベイェフ(Igor Diveev)とゲオルギ・ジキヤ(Georgi Dzhikiya)がゴールを挙げると、相手の反撃をヨシプ・イリチッチ(Josip Ilicic)の1点に抑え、勝ち点3を手にした。

 ホームにスロバキアを迎えたクロアチアは、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)が71分に同点弾をマークし、2-2で引き分けた。

 2位クロアチアに2ポイント差をつけているロシアは、11月14日に行われる同国とのアウェーゲームで本戦出場を決める可能性もある。(c)AFP/Barney SPENDER