【10月12日 AFP】2022年サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)欧州予選は11日、各地で第8節の試合が行われ、グループJのドイツはティモ・ヴェルナー(Timo Werner)の2得点などで北マケドニアを4-0で下し、本大会出場を決めた。

 約半年前、同チームにホームで1-2の黒星を喫していたドイツだが、敵地スコピエでの今回の一戦では快勝を収め、組2位との勝ち点差を8にまで広げた。

 ヴェルナーの他にはカイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)がネットを揺らし、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)も代表初ゴールを挙げたドイツは、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)氏の後任としてハンジ・フリック(Hansi Flick)監督が欧州選手権(UEFA Euro 2020)終了後に就任してから5戦5勝となっている。

 56歳のフリック監督は、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)を制したドイツにはまだ「やるべきことがたくさんある」と話したものの、世界で最も強い国々と渡り合えると強調した。

 フリック監督は「選手たちにはフランスやイタリア、ベルギーと張り合うクオリティーがある。私はとても楽観的」とコメントした。

 この試合で2得点を挙げたヴェルナーは、指揮官が信頼してくれたおかげで、ここ数か月間で高まりつつあったコンディションに関する批判を振り払うことができたと語った。

「監督に気に入ってもらえて信頼されれば、どんなストライカーも助かる。特に僕はそうだ。そういった信頼が必要だったし、フリック監督は僕を100パーセント信用してくれた」 

 一方で、1910年以降では同国代表最年少の得点者となる18歳227日でのゴールを決めたムシアラについて、フリック監督は「ジャマルは、彼ほどの年齢としてはゴール前で非常に冷静な選手」とコメントしている。(c)AFP