ベンフィカ新会長にルイ・コスタ氏 前任者の逮捕を受け
発信地:リスボン/ポルトガル
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【10月11日 AFP】ポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)は9日、7月に逮捕されたルイス・フィリペ・ビエイラ(Luis Filipe Vieira)前会長に代わり、元同国代表MFでクラブのレジェンドであるルイ・コスタ(Rui Costa)氏を新会長に選出したと発表した。任期は4年となる。
ベンフィカによれば、49歳のルイ・コスタ氏は84.48パーセントの得票率を獲得し、対抗馬フランシスコ・ベニテス(Francisco Benitez)氏を12.24パーセントに抑え、圧勝での当選を果たしたという。
投票した会員の数は4万人をわずかに超え、クラブの最多記録となった。
リスボン出身で、プロキャリアの初期をベンフィカで過ごしたルイ・コスタ氏は、イタリア・セリエAのフィオレンティーナ(Fiorentina)で7シーズンを過ごすと、ACミラン(AC Milan)でも5年間プレー。その後はベンフィカに復帰して同クラブでスパイクを脱いだ。
ポルトガル代表としても94試合に出場し、ベンフィカの副会長を務めていたルイ・コスタ氏は、逮捕されて自宅軟禁となったビエイラ前会長の辞任を受け、クラブの経営権を暫定的に掌握していた。
ポルトガルの検察当局は、前会長の「背任、加重詐欺、偽造、脱税、資金洗浄の罪」の可能性を捜査していると述べた。(c)AFP