【10月4日 CGTN Japanese】国際オリンピック委員会(IOC)は9月29日、北京冬季五輪・パラリンピックでは入場券を国外の観客には販売せず、感染症対策に関する条件を満たした国内の観客にのみ販売すると発表しました。これを受けて、日本のネットユーザーからは「現場に行けないことが残念だ」との声が上がり、特にフィギュアスケートの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)選手のファンからは「会場での応援は中国の皆さんに託す」とのメッセージが発信されました。これを受け、中華人民共和国在日本国大使館がツイッターで「日本選手団をしっかり応援していきます」と応えたことが話題になりました。

 さらに、10月1日には外交部の華春瑩(Hua Chunying)報道官が在日大使館の投稿を引用して日本語でリツイートし、「羽生結弦選手のファンの皆さまへ『現地応援は中国の皆さんに託す』との声を目にしました。お任せください!そして中国の新型コロナ対応へのご理解、ありがとう!冬季五輪・パラ共に、日本を含む各国選手の方々をしっかり応援します。東京五輪に続いて、北京冬季五輪も成功に向けて頑張ります!」と表明しました。

 また、この流れを受けて中国のネットユーザーたちも「羽生選手の逆境に立ち向かう精神に大勢が心を打たれた。前向きなエネルギーを持つアスリートである彼に、最高の応援を届けたい」「中国の観客たちは世界各国すべての選手を応援するだろう。会場だけでなく、ネット上でもみんなで一緒に応援する」といった声を発信しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News