【10月4日 AFP】21NFLは3日、第4週の試合が行われ、タンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)は19-17でニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)に競り勝った。バッカニアーズのQBトム・ブレイディ(Tom Brady)は、古巣との一戦でパス獲得ヤード数の歴代1位に立った。

 ペイトリオッツで20シーズンにわたって君臨し、スーパーボウル(Super Bowl)を6回制してファンに最も愛される選手となったブレイディは、バッカニアーズに移籍してから初めてとなる古巣との試合に臨み、感動的なフォックスボロ(Foxborough)凱旋(がいせん)を果たした。

 44歳のブレイディは「泣き出したりはしないよ」と話し、「その段階はもう十分に経験した。ここは20年にわたって自分の家だった。最高の思い出がある」と続けた。

 雨が降り続く中、ブレイディは第1クオーターにマイク・エバンス(Mike Evans)への28ヤードのパスを通し、ドリュー・ブリーズ(Drew Brees)氏を1ヤード上回ってパス獲得ヤードの歴代トップに立った。この日パス43本中22本成功で269ヤードを獲得したブレイディは、シーソーゲームの展開でインターセプトを1回も許さず、試合終了時点ではブリーズ氏の8万358ヤードに対して8万560ヤードまで伸ばした。

 ブレイディは「とてもクールだ。このスポーツでは、素晴らしいチームメートがいなければ何も成し遂げられない。22年間、仲間たちが素晴らしいキャッチングを続けてくれた」と感謝した。

 カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)は42-30でフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)に勝利。タッチダウンパス5本を通したQBパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)は、パス30本中24本成功で278ヤードを獲得し、チームも今季の成績を2勝2敗の五分に戻した。

 ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)は36-28でカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)に勝利し、戦績を3勝1敗とした。QBダック・プレスコット(Dak Prescott)がタッチダウンパス4本を投げ、チームは第3クオーターに得点を重ねて逆転勝利を収めた。(c)AFP/Greg Heakes