【9月30日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間30日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は477万1320人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも2億3323万9040人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 29日には世界全体で新たに9763人の死亡と49万1301人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2543人。次いでロシア(867人)、ブラジル(676人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに69万5116人が死亡、4334万9448人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は59万6122人、感染者数は2139万9546人。以降はインド(死者44万8062人、感染者3373万9980人)、メキシコ(死者27万6973人、感染者365万5395人)、ロシア(死者20万7255人、感染者751万1026人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの605人。次いでボスニア・ヘルツェゴビナ(322人)、北マケドニア(319人)、ハンガリー(312人)、モンテネグロ(306人)、ブルガリア(298人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が148万8310人(感染4489万7739人)、欧州が131万47人(感染6768万6268人)、アジアが83万9029人(感染5387万5人)、米国・カナダが72万2887人(感染4496万6680人)、アフリカが21万361人(感染829万1809人)、中東が19万8528人(感染1334万9108人)、オセアニアが2158人(感染17万7438人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP