米ユナイテッド航空、ワクチン接種拒否の約600人解雇
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【9月29日 AFP】米ユナイテッド航空(United Airlines)は、国内の全従業員に義務付けた新型コロナウイルスワクチンの接種を拒否した従業員約600人を解雇する。同社幹部が28日明らかにした。
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ユナイテッド航空は8月初め、新型コロナワクチンを接種し、接種証明書の画像を社内システムにアップロードするよう米国内の全従業員に義務付けた。
スコット・カービー(Scott Kirby)最高経営責任者(CEO)とブレット・ハート(Brett Hart)社長が従業員に宛てた文書によると、全従業員6万7000人の99%以上が要求に従いワクチン接種を受けた。同社は結果に満足しているという。
一方、ワクチン接種を拒否した従業員は593人だった。
文書には「ワクチン接種を受けないことを決めた1%未満の従業員については、遺憾ながら当社の方針に従い退職手続きを開始することになる」と通告。「非常に難しい決断だったが、わが社というチームの安全を守ることが常に最優先される」と記されていた。
関係者によると、接種拒否者以外にも2000人が健康上または宗教上の理由で接種免除を願い出ており、全従業員の計3%程度がワクチン未接種となっている。(c)AFP