【9月24日 AFP】男子テニス、世界ランク73位のジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)は23日、AFPの取材に対して、新型コロナウイルスワクチン接種の副反応による体調不良を理由に、シーズンを中断すると明かした。

 34歳のベテラン選手であるシャーディは、「(東京五輪から全米オープン<US Open Tennis Championships 2021>の間に)ワクチンを打って以降、問題が起きて、不調に悩まされている。突然、練習やプレーができなくなっている」と語り、運動しようとするとたちまち全身に激しい痛みを感じると明かした。

「2人の医師に診てもらい、いくつか検査を受けて何が問題か把握した。最も大切なのは自分自身をいたわることだ」と続け、「コートへの復帰を急いで健康の問題をそのままにするのではなく、もっと自分自身をいたわる時間を増やし、将来は何も問題がないようにしていきたい」と付け加えた。

 元トップ30選手のシャーディは、2009年の独シュツットガルト(Stuttgart)大会での優勝が唯一のシングルスタイトルとなっているが、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やアンディ・マレー(Andy Murray、英国)、今年の全米オープンを制したダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)ら強豪選手を倒した実績も持っている。(c)AFP