【9月17日 AFP】リオデジャネイロ五輪で資金を着服したケニアの元スポーツ相ハッサン・ワリオ(Hassan Wario)被告に対し、同国の裁判所は16日、禁錮6年もしくは罰金刑の有罪判決を言い渡した。

 2016年に開催されたリオ五輪で、ワリオ被告に加えてケニア五輪委員会(NOCK)の関係者5人は、5500万ケニア・シリング(約5420万円)の資金を不正流用した罪に問われていた。

 側近によると、同被告は360万ケニア・シリング(約355万円)の罰金を支払って釈放されたという。

 リオ五輪でケニア代表団の団長を務めていたNOCKの元職員スティ-ブン・アラップ・ソイ(Stephen arap Soi)被告も、同様の罪で有罪となり、少なくとも禁錮10年もしくは1億500万ケニア・シリング(約1億350万円)の罰金刑を科された。

 一方、元事務局長のフランシス・キニリ・ポール(Francis Kinyili Paul)被告らNOCKの元職員4人は無罪となった。(c)AFP/Ailéen KIMUTAI