【9月17日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)は16日、グループC第1節が各地で行われ、ナポリ(SSC Napoli)はヴィクター・オシムヘン(Victor Osimhen)の2ゴールで追いつき、敵地でレスター・シティ(Leicester City)と2-2で引き分けた。

 昨シーズンのイングランド・プレミアリーグで5位に終わり、2季連続で欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)の出場権を逃したレスターは9分、ハーヴェイ・バーンズ(Harvey Barnes)のクロスにアヨセ・ペレス(Ayoze Perez)が合わせて先制した。

 わずかにオフサイドだったとして、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によってパストン・ダカ(Patson Daka)の移籍後初ゴールが取り消されたレスターだったが、すぐさまバーンズが華麗なシュートを決めてリードを2点に広げた。

 しかし残り約20分間は、オシムヘンの活躍でアウェーのナポリが逆襲に出た。

 昨年、フランス・リーグ1のリール(Lille OSC)から7000万ユーロ(約90億円)の移籍金で加入したナイジェリア人FWのオシムヘンは、大柄なヤニク・ベステルゴーア(Jannik Vestergaard)を浮き球でかわすと、GKカスパー・シュマイケル(Kasper Schmeichel)の頭上を越すシュートで1点を返した。

 さらにオシムヘンはその後、チャグラル・ソユンク(Caglar Soyuncu)との競り合いを制し、ヘディングで同点弾を挙げた。

 グループAのオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は、敵地でグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)を2-0で下し、白星発進した。

 前半、カール・トコエカンビ(Karl Toko-Ekambi)が遠い位置からカーブのかかったシュートを突き刺して先制したリヨンは、ゴール前が混戦状態になったところでボールがレンジャーズの主将ジェームス・タヴェルニエ(James Tavernier)に当たり、後半の早い時間に追加点を挙げた。

 本拠地アイブロックス・スタジアム(Ibrox Stadium)にリヨンを迎えたレンジャーズだったが、スティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)監督の下での欧州カップ戦通算50試合目を白星で飾れなかった。

 レンジャーズのライバルであるグループGのセルティック(Celtic)は2点のリードを守り切れず、レアル・ベティス(Real Betis)に3-4で逆転負け。同組のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)はフィレンツバロシュTC(Ferencvaros TC)に先制を許しながらも、18歳の新鋭フロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)が後半に決勝点を挙げ、2-1で逆転勝利を収めた。

 また、グループHのウェストハム(West Ham)は、アウェーでディナモ・ザグレブ(Dinamo Zagreb)に2-0で勝利した。(c)AFP