【8月25日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2021)は24日、第10ステージ(ロケタスデマルからリンコンデラビクトリア、189キロ)が行われ、逃げの大集団に潜り込んだアンテルマルシェ・ワンティ・ゴベール・マテリオ(Intermarche-Wanty-Gobert Materiaux)のオドクリスティアン・エイキング(Odd Christian Eiking、ノルウェー)が総合首位を奪取した。

 総合順位で大きな変動のあったステージで、チームDSM(Team DSM)のマイケル・ストーラー(Michael Storer、オーストラリア)が区間優勝を果たし、今大会2勝目を挙げた。

 メイン集団に約12分差をつけてゴールしたエイキングが総合トップに立ち、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のギヨーム・マルタン(Guillaume Martin、フランス)も一気に58秒差の総合2位に浮上した。

 前ステージまで首位に立っていたチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)の王者プリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は、2分17秒差の総合3位に後退した。さらにログリッチは、総合争いのライバルたちを引き離そうとする中、下り坂で落車するアクシデントに見舞われたが、レースを再開して6人のライバルと共にストーラーと11分49秒差でフィニッシュした。(c)AFP