【8月21日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2021)は20日、第7ステージ(ガンディアからバルコンテデアリカンテ、152キロ)が行われ、チームDSM(Team DSM)のマイケル・ストーラー(Michael Storer、オーストラリア)がスペシャリストぶりを発揮し、山岳ステージを制した。

 チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は、トップから3分33秒遅れでイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のエガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)やアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)といったライバル勢とともにフィニッシュし、総合首位を守った。

 約30人の逃げ集団から抜け出したストーラーがステージ制覇を飾る中、その集団に入っていたボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のフェリックス・グロースシャルトナー(Felix Grossschartner、オーストリア)が、ログリッチと8秒差の総合2位に浮上。同3位には25秒差でモビスター・チーム(Movistar Team)のエンリク・マス(Enric Mas、スペイン)がつけている。

 一方でスペイン勢はバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のミケル・ランダ(Mikel Landa)が順位を落とすと、さらにモビスター・チームのアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)が負傷により棄権した。

 前ステージを終えて総合4位につけていたバルベルデはコーナーでの判断ミスで肩を負傷し、自身最後となるであろうブエルタを棄権した。41歳のバルベルデにとって通算15度目のブエルタで完走ができなかったのは、これが2回目となった。(c)AFP