■女性たちを待ち受けているものは?

 再び権力を掌握したタリバンの下で、何が女性たちを待ち受けているかはまだ分からない。

 タリバンは、過激な態度の一部を和らげていると公に伝えようとしている。

 首都カブールで17日に開いた制圧後初となる記者会見では、ザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官が、アフガン戦争に関わった「すべての人」に恩赦を与えると発表。また、「イスラムの原理に沿う形での女性の就業を許可する」と約束した。 

 それでも、人々は公共の場で慎重に振る舞っている。カブールの通りには女性の姿がほぼ見られず、男性は洋服ではなく伝統的なアフガニスタンの服を着るようになっている。

 タリバン制圧からわずか数日後の現在、教育に関する公式な方針が存在するのか、タリバンが学校と話し合いをしているのかは分からない。

 今週行われた英スカイニューズ(Sky News)とのインタビューで、タリバンのスハイル・シャヒーン(Suhail Shaheen)報道官が、この点について言及した。

「女性は初等教育から高等教育まで、受けることができる──すなわち大学までだ」と述べ、タリバンが制圧した地域では現在も、数千の学校で授業・講義が行われていると主張した。

 ヘラートの学校の校長は、慎重ながらも楽観的な姿勢で、学校を再開できたことを「神に感謝する」と語った。

「私たちの大切な生徒が、数多く授業に出席しています。ヒジャブの着用を守っています」

「試験も行われています」 (c)AFP