【7月28日 AFP】(更新)米国体操連盟(USA Gymnastics)は28日、シモーネ・バイルス(Simone Biles)が「メンタルヘルス」の懸念により、東京五輪の体操女子個人総合決勝を棄権すると発表した。バイルスは、27日に行われた団体総合決勝を同様の理由で途中棄権していた。

 連盟は「さらなる医療的評価を行った結果、バイルスは自身のメンタルヘルスに集中するため、東京五輪の個人総合を棄権することになった」とし、「引き続き日々評価を行い、次週の種目別決勝に出場するかを判断する」と続けた。

「われわれはシモーネの判断を全面的に支持し、自身の健康を大事にした勇敢さを称賛する。彼女はその勇気で、多くの人の手本であることを今回も示した」

 24歳のスーパースターで、東京五輪の顔の一人でもあるバイルスは、団体総合決勝の最初の跳馬の演技を終えた段階で、精神面の不安を理由に途中棄権を決断していた。

 個人総合には、代わってジェイド・キャリー(Jade Carey)が出場する。(c)AFP