【7月15日 AFP】(更新、写真追加)ドイツ西部で豪雨による洪水が発生し、地方当局は15日、少なくとも19人が死亡し、約50人が行方不明となっていると発表した。川の増水により複数の民家が倒壊した。

 コブレンツ(Koblenz)市の警察はAFPに対し、シュルト(Schuld)では洪水で複数の民家が流され、4人の死亡が確認されたと述べた。

 最も被害が大きかったラインラント・プファルツ(Rhineland-Palatinate)州とノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州では、暴風雨により複数の川で堤防が決壊し、多数の民家が倒壊する恐れがあった。

 倒壊寸前の民家に残された住民の救助活動は難航し、アルテナ(Altena)とウェドール(Wedohl)で消防隊員2人が任務遂行中に死亡した。

 ゾーリンゲン(Solingen)とウンナ(Unna)では、地下室に浸水し男性2人が死亡した。ラインバッハ(Rheinbach)でも1人の死亡が報告されている。(c)AFP