バルサFWデンベレが謝罪 日本人侮辱が疑われる映像流出で
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【7月6日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するFWウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)は5日、クラブのツアーで日本を訪れた際にホテル従業員を侮辱したと思われる映像がSNSに流出したことを受け、謝罪した。
写真・動画共有アプリ「スナップチャット(Snapchat)」に2019年にアップしたとみられる42秒の動画がSNSに流出し、広く共有されることになったデンベレは「心から謝罪」した。
この映像の中には、同年7月に行われたバルセロナのプレシーズンツアーに参加していたデンベレが、日本の技術スタッフにゲーム機をホテルのテレビに接続してもらうのを待っている間、チームメートのアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)に話しかけている様子が収められている。
デンベレはこの中で「みんなひどい顔。たかがプロ・エボリューション・サッカー(Pro Evolution Soccer、ウイニングイレブン)を君(グリーズマン)がプレーできるようにするだけなのに、(グリーズマンに対して)恥ずかしくないの?」と話した。
また、日本語をばかにした後、「この国は先進国でしょ、違うの?」と続けていた。
フランス代表の一員として出場した欧州選手権(UEFA Euro 2020)のグループステージ第2節で膝を負傷し、現在手術からのリハビリを行っているデンベレは、この件を後悔していると述べた。
24歳のデンベレはインスタグラム(Instagram)に「2019年にさかのぼるプライベートビデオが、最近ソーシャルメディアに出回っている。それはたまたま日本でのものだが、地球上のどこにいても同じ表現を使っただろう。どのコミュニティーも標的にしていない」と投稿した。
「あの動画が流出したことで、映像に映っていた人々にどれほどの影響を及ぼし得たのか理解している。従って、彼らに心から謝罪する」
この映像は当初、少数の登録者しかいなかったユーチューブ(YouTube)チャンネルに投稿されたが、その後ツイッター(Twitter)で取り上げられ、「#StopAsianHate(アジア人差別をやめよう)」のハッシュタグが付けられて6000回以上リツイートされている。
グリーズマンは同日、「いかなる種類の差別」にも常に反対の立場を取ってきたと主張した上で、「日本の友人を傷つけたなら申し訳ない」と謝罪した。(c)AFP