【6月14日 AFP】コパ・アメリカ(2021 Copa America)は13日に開幕し、グループBの開催国ブラジルはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が1ゴール、1アシストと活躍し、新型コロナウイルスによって多くの選手が離脱することになったベネズエラを3-0で下した。

 DFマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")が得点を挙げて前半のうちに先制したブラジルは、ネイマールのPKでリードを広げると、試合終了間際には同選手のお膳立てからガブリエウ・バルボサ(Gabriel Barbosa)が3点目を決めた。

 パンデミック(世界的な大流行)によってすでに1年の延期となり、アルゼンチンとコロンビアの共催からブラジルでの開催に変更となった今大会では、開幕直前まで新型ウイルスが話題の中心になるのは当然だった。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の規制によって無観客となったエスタジオ・ナシオナル・デ・ブラジリア(Estadio Nacional de Brasilia Mane Garrincha)で、開幕前日に陽性反応により少なくとも8選手が離脱したため急造メンバーでの戦いを強いられたベネズエラは、ブラジルに完敗を喫した。

 15人の追加メンバーを招集したベネズエラだが、起用可能な選手が足りず、12人を配置できるベンチメンバーの数は7人だけとなったが、それでも試合は行われ、予想通り王者ブラジルが優位に進める展開となった。

 この日行われた同組のもう1試合では、コロンビアがエドウィン・カルドナ(Edwin Cardona)のゴールで1-0とエクアドルに勝利した。(c)AFP/Jordi MIRO