【6月6日 AFP】5日に行われた全仏オープンテニス(French Open 2021)男子シングルス3回戦に勝利したロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が試合後、大会第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)との4回戦を棄権することを考えていると述べた。

 この日、第8シードのフェデラーはドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)との接戦を4セットで制したが、試合時間は3時間35分で、終了時刻は翌日の午前0時45分だった。フェデラーは、「(4回戦で)プレーするかは分からない」と話し、「出場を続けるか決めないといけない。膝に負担をかけ続けるのはリスクが大きすぎるか? 体を休めたほうが良いか?」と続けた。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、40歳の誕生日を2か月後に控えている。

 昨年は膝に2度の手術を受け、同年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)後の大会出場は今回がわずか3度目。今年最優先にするのはウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)だとこれまで一貫して話していた。(c)AFP