【6月6日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2021)は5日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第8シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は7-6(7-5)、6-7(3-7)、7-6(7-4)、7-5で世界59位のドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)を下し、通算15回目の4回戦進出を果たした。

 39歳のフェデラーは昨年に2度の膝の手術を受け、大会出場は2020年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)後これがわずか3回目だが、この日は苦戦を強いられながらも3時間半超えの激戦を制した。

 新型コロナウイルス対策のため、無観客で行われたコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)でのナイトセッションの一戦が終了したのは翌日の午前1時前だった。

 4回戦では第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)と対戦するフェデラーは試合後、「テニスを愛しているし、プレーすることが好きだ。スタジアムが満員だったらもっと緊張していたかもしれない」と話し、「これまでけがした後に戦った全ての試合は、残りのシーズンに向けた情報となる」と続けた。

「非常にいい選手と高いレベルで3時間半プレーできたことには大きな喜びを感じる。自分が正しい方向へ進んでいることを物語っている」 (c)AFP