【5月18日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は17日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と電話会談し、イスラエルとパレスチナの交戦について停戦を支持するとの立場を伝えたが、明確な停戦要求は避けた。

 米ホワイトハウス(White House)によると、バイデン氏はこの電話会談で停戦を支持すると表明し、その実現に向けてエジプトなどの同盟国と協力して取り組んでいくと述べた。

 バイデン氏は、無差別のロケット弾攻撃に対するイスラエルの自衛権を強く支持するというこれまで通りのメッセージを繰り返した上で、罪なき一般市民の保護に全力を尽くすよう促したという。

 ホワイトハウスは、進行中のイスラエル軍による攻撃を一切批判せず、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)によるロケット弾攻撃に厳しく対応するのも当然だと擁護した。しかし、当局者らによると、水面下ではより批判的な意見を伝えたとみられている。(c)AFP