【5月12日 AFP】米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は11日、アラブ首長国連邦(UAE)が4月上旬にひそかにイランへの攻撃を実施していたと報じた。これまで知られていなかったUAEのイラン紛争への関与を明らかにするものだ。

WSJは、UAEの攻撃はペルシャ湾に浮かぶイランのラバン島にある製油所を標的としたもので、ドナルド・トランプ米大統領が5週間にわたる空爆作戦の後、停戦合意を発表したのと「ほぼ同時」に行われたと報じた。

同紙は匿名の情報筋の話として、米国はUAEの攻撃参加、そして他の湾岸諸国の攻撃参加希望を静かに歓迎していると伝えた。

AFPは、WSJが報じたUAEによる対イラン攻撃を独自に確認できていない。

WSJは攻撃の具体的な日時を明記していない。

だが、国営イラン放送(IRIB)は4月8日朝、「数時間前にイランのラバン島にある石油施設が攻撃されたのを受け、UAEとクウェートへのミサイルと無人機による攻撃が実施された」と報じた。

IRIBは、ラバン島の製油所が4月8日午前10時(日本時間同日午後3時30分)に「卑劣な攻撃を受けた」と報じた。

停戦発効からわずか数時間後の同日、UAEは、イランからミサイル17発と無人機35機による攻撃を受けたと発表した。

クウェート軍も同日午前、発電所、海水淡水化プラント、石油施設が集中攻撃を受けていると発表した。

米国エネルギー情報局(EIA)のデータによると、ラバン島の製油所は2020年時点でイラン第10位の規模を誇り、日量6万バレルの原油を処理していた。(c)AFP