【5月7日 CNS】中国の商務部サイトが4月25日に伝えたところによると、商務部対外投資・経済協力局の責任者が2021年第1四半期の中国の対外投資協力状況を説明した。

 同責任者によると、同期の中国の対外直接投資は前年同期比4.6%増の2061億4000万元(約3兆4812億円) に上ったという。そのうち、非金融分野の対外直接投資は同4.9%減の1608億1000万元(約2兆7157億円)だった。対外請負工事の完成工事高はほぼ前年同期と横ばいの1953億1000万元(約3兆2983億円)だった。新規契約額は同10.2%減の3472億4000万元(約5兆8641億円) だった。対外労務協力で派遣した各種労働者は7万4000人で、3月末時点の在外各種労働者は59万人だったという。

 同期の対外直接投資には次の4つの特徴が見られた。

 第一に、「一帯一路(Belt and Road)」沿線国への投資・協力が安定して増加した。同期の中国から沿線国への非金融分野の直接投資は前年同期比5.2%増の44億2000万ドル(約4832億円)で、同期総額の17.8%を占め、前年比0.5ポイント上昇した。沿線国での新規請負工事の受注契約額は313億4000万ドル(約3兆4264億円)、完成工事高は177億5000万ドル(約1兆9406億円)で、前年比でそれぞれ19.4%増と12.4%増となった。

 第二に、製造や情報通信など分野への投資の増加が比較的速かった。同期の製造業への投資は前年同期比17.8%増の38億4000万ドル(約4198億円)で、情報通信業への投資は同20.9%増の16億2000万ドル(約1771億円)だった。

 第三に、地方企業による対外投資がある程度増加した。同期の地方企業による非金融分野の対外直接投資は前年同期比9.9%増の200億3000万ドル(約2兆1899億円)で、同期の対外直接投資総額の80.8%を占めた。東部、中部、西部地域の対外投資はそれぞれ同7.2%、45.6%、6.3%増加した。

 第四に、対外請負工事はインフラ分野に集中した。同期の中国会社の海外インフラ関連工事の新規受注契約額は412億ドル(約4兆5044億円)、完成工事高は246億ドル(約2兆6895億円)で、それぞれ総額の77%、81.6%を占めた。(c)CNS/JCM/AFPBB News