【5月5日 AFP】日米を含む先進7か国(G7)外相会議に招待され、訪英しているインドのスブラマニヤム・ジャイシャンカル(Subrahmanyam Jaishankar)外相は5日、新型コロナウイルスに感染した可能性のある人々と接触したため、今後の会議にはビデオ通話で出席すると発表した。

 ジャイシャンカル氏はツイッター(Twitter)に「新型コロナウイルス検査で陽性の可能性のある人々と接触したことを、昨夜知らされた。十分な予防策として、また他の出席者らへの配慮から、遠隔で執務することを決めた。きょうのG7会議もそうなる」と投稿した。

 インドはG7に含まれていないが、英国に招待された。英スカイニューズ(Sky News)がジャイシャンカル氏の投稿に先立ち、インド代表団の2人が新型ウイルス検査で陽性と判定されたと報じていた。

 ジャイシャンカル氏は3日夜、アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官と対面で会談していた。

 これについて米国務省は、英国の公衆衛生の専門家らの判断を仰ぎ、衛生規則に基づき「G7の活動を予定通り続けてよい」とみなされたと明かした。

 同省報道官は「わが国の代表団が危険にさらされていると考える理由がない」と述べた。

 世界2位の人口を擁するインドではここ数週間、新型コロナウイルスが猛威を振るっており、累計感染者は2060万人を超えた。(c)AFP