■「ジハーディストのメディアでもてはやされる」

 アルカイダは、もはや意思決定をする中枢を持つ一貫性のある組織ではなく、一つのブランドやフランチャイズとなっている。その支部は、サヘル地域、ソマリア、イエメン、およびシリアで活動的だが、欧米ではおとなしい。

 ビンラディン容疑者の顔は今でもTシャツにプリントされ、その名前は車の後部にペンキで書かれる。人形がデモで掲げられることもある。公共政策研究所のジマーマン氏は、「ウサマ・ビンラディンはジハーディストのメディアでもてはやされてきた。また、今でも宣伝活動に利用される」と話す。

 ジマーマン氏は、昨年12月の攻撃後のビデオに、ビンラディン容疑者の映像を見るソマリアの過激派勢力「アルシャバーブ(Al-Shabaab)」戦闘員の姿が映っていることに触れ、「これは、ビンラディン容疑者のレガシーと同グループのつながりを明示するために意図されたイメージづくりだ」と指摘した。(c)AFP/Didier LAURAS