【4月25日 AFP】東南アジア諸国連合(ASEAN)は24日、インドネシアのジャカルタで首脳会議を開き、クーデター後の混乱が続くミャンマー情勢について協議した。ミャンマー軍事政権トップのミン・アウン・フライン(Min Aung Hlaing)国軍総司令官も出席した。

 ASEANは24日夜、声明を発表し、各国首脳がミャンマーにおける暴力の即時停止や、全当事者間の和解を促進するためミャンマーに特使を派遣することなどで一致したと明らかにした。

 ミャンマーの民主派勢力でつくる「国家統一政府(NUG)は、ASEANの声明を歓迎した。

 NUGの国際協力相を務めるササ医師(Dr Sasa)は、「NUGはそのような行動を要求してきた」と述べ、ASEAN事務総長がこの問題に取り組むことを強く望んでいるとした上で、「ASEANが自ら決めたことを実行し、ミャンマーと地域の民主主義と自由が復活するよう、ASEANには断固たる行動を期待している」と語った。

 NUGに参加した議員らは軍事政権から反逆罪で指名手配されており、ササ医師は現在、仲間の議員らと共に身を隠している。(c)AFP