共犯は「サル」 強盗させた男2人逮捕 インド
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【4月11日 AFP】インドの首都ニューデリーの警察は、サルを使って通行人らから金品を奪っていたとして、男2人を逮捕したと明らかにした。
被害者の1人が、サルを連れた男3人に囲まれて6000ルピー(約8800円)を取られたと警察に通報したことから逮捕に至った。
当局者によると、被害者が三輪タクシー(オートリクシャー)に乗っていたところ、男らが乗り込んできて、前と後ろの座席に1匹ずつサルを座らせ、財布から金を奪わせた。男らはサルと一緒に逃走した。
警察は、過去にも同様の手口の犯罪が起きており背後にギャング団がいるとし、捜査本部を設置。8日にバス停にいた男2人を逮捕した。「共犯」のサルたちは動物保護センターに移送された。3人目の男は現在も逃走している。
インドの都市部では、サルが住宅に入り込み食べ物をあさるなどサルの脅威が問題になっている。しかし、1972年の法律で市民によるサルの捕獲は禁止されている。(c)AFP