【3月24日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間23日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は272万3899人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2359万7570人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 22日には世界全体で新たに7047人の死亡と42万3934人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの1383人。次いでスペイン(633人)、米国(516人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに54万2949人が死亡、2986万9514人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は29万5425人、感染者数は1204万7526人。以降はメキシコ(死者19万8239人、感染者219万7160人)、インド(死者16万166人、感染者1168万6796人)、英国(死者12万6172人、感染者430万1925人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの234人。次いでベルギー(196人)、モンテネグロ(192人)、スロベニア(191人)、ハンガリー(191人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が92万3614人(感染4159万8667人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が74万5695人(感染2368万7405人)、米国・カナダが56万5644人(感染3080万5776人)、アジアが26万6804人(感染1713万6911人)、中東が11万969人(感染621万5838人)、アフリカが11万200人(感染411万8212人)、オセアニアが973人(感染3万4769人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP