【3月20日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間19日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は269万2313人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億2174万7630人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 18日には世界全体で新たに1万352人の死亡と54万2248人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジルの2724人。次いで米国(1376人)、メキシコ(698人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに53万9699人が死亡、2966万7759人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は28万7499人、感染者数は1178万820人。以降はメキシコ(死者19万6606人、感染者218万2188人)、インド(死者15万9370人、感染者1151万4331人)、英国(死者12万5926人、感染者428万882人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの227人。次いでベルギー(195人)、スロベニア(190人)、モンテネグロ(188人)、英国(185人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が91万1769人(感染4082万5963人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が73万3681人(感染2326万255人)、米国・カナダが56万2279人(感染3058万9363人)、アジアが26万5018人(感染1687万208人)、中東が10万9631人(感染609万40人)、アフリカが10万8967人(感染407万7976人)、オセアニアが968人(感染3万3830人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP