【3月11日 AFP】20-21スペイン1部リーグは10日、第18節延期分の試合が行われ、首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はルイス・スアレス(Luis Suarez)がPKから決勝点を挙げて2-1でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)を下し、2位に勝ち点6差をつけた。

 アトレティコは、8日に行われたマドリードダービーで終盤に同点ゴールを許して引き分け、レアル・マドリード(Real Madrid)にタイトル争いに踏みとどまることを許すとともに、2位FCバルセロナ(FC Barcelona)には勝ち点3差まで詰め寄られていた。

 それでもディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督率いるアトレティコは最後の未消化試合をフル活用し、前半はビルバオに試合を支配されてイケル・ムニアイン(Iker Muniain)に先制点を許したものの、マルコス・ジョレンテ(Marcos Llorente)のヘディングシュートで同点に追いつくと、後半にはスアレスがPKを決めて勝利した。

 この勝利で3位レアルとの勝ち点差を8に広げたアトレティコは、5月には敵地でのバルセロナ戦を残している。それでも、4月には伝統の一戦「エル・クラシコ(El Clasico)」が控えており、これが追いかける立場のバルセロナとレアルにとって状況をより複雑なものにしている。(c)AFP