【3月7日 AFP】20-21スペイン1部リーグは6日、第26節の試合が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は2-0でオサスナ(CA Osasuna)に勝利し、7日にレアル・マドリード(Real Madrid)とのダービーを控える首位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との勝ち点差を暫定で2に縮めた。

 敵地パンプロナ(Pamplona)に乗り込んだバルセロナは、リオネル・メッシ(Lionel Messi)のアシストからジョルディ・アルバ(Jordi Alba)の豪快なシュートで前半のうちに先制すると、終了間際に再びメッシのパスから交代出場の18歳、イライシ・モリバ(Ilaix Moriba)が見事なゴールを決めて突き放した。

 イライシはこれがリーグ戦初ゴール。クラブとしては、新会長選を翌日に控える中で、チームの輝かしい未来を担ってほしい期待の若手がまた一人登場したかたちとなった。

 イライシは「うれしいことにレオ(メッシ)からパスをもらえて、よく覚えていないが切り返して左足でシュートを打った。とにかく入ってくれて良かったよ」とコメントし、「一生忘れられないゴールになった。このゴールは墓まで持っていく」と続けた。

 数週間前には首位の背中が遠くにかすんでいたバルセロナだが、リーグ戦ここ11試合で10勝を挙げ、消化試合数の少ないアトレティコが依然として主導権を握ってはいる状況だが、優勝争いに復帰してきている。

 バルセロナとしては当然、7日のマドリードダービーが首位アトレティコの勝利以外の結果に終わることを願っている。しかしロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は「どんな結果になってもわれわれには好都合だ」と話している。(c)AFP