【3月3日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは2日、第29節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は4-1でウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)に大勝して公式戦28戦無敗のクラブ記録に並ぶとともに、2位との勝ち点差を暫定で15ポイントに広げた。

 前節からメンバーを入れ替えたシティは、序盤に相手のオウンゴールで先制すると、コナー・コーディ(Conor Coady)の得点で追いつかれたが、終盤にガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)の2ゴールとリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)の得点で突き放し、勝ち点3を獲得した。昨季のリーグ戦では2連敗を喫した相手に大勝したシティは、前人未到の4冠へ前進している。

 シティはこれで、2017年4月から12月にかけて記録した公式戦28試合無敗のクラブ記録に並び、ここ4年で3回目のプレミアリーグ制覇の圧倒的な有力候補になっている。

 連勝は公式戦では21試合、プレミアリーグでは15試合に伸びた。またプレミアの過去19試合では一度もビハインドを背負ったことがなく、これは1998-99シーズンのアーセナル(Arsenal)に並ぶ記録となる。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は「信じられないチームだ」とたたえつつ、次の試合にだけ集中していると話した。シティは次節、2位につけるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのダービーに臨む。

 監督は英BTスポーツ(BT Sport)に対して「マンチェスター・ユナイテッド。今考えているのはそれだけだ」と話し、「現チャンピオンはリバプール(Liverpool FC)で、王冠は彼らのものだ。われわれは今、それを奪取できる絶好の位置にいるが、奪取を目指している状態であって、今の王者は彼らだ」と続けた。(c)AFP