【2月28日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは27日、第26節の試合が行われ、首位マンチェスター・シティ(Manchester City)はCBのルベン・ジアス(Ruben Dias)とジョン・ストーンズ(John Stones)の得点でウェストハム(West Ham)に2-1で勝利。公式戦の連勝を20に伸ばして2位との勝ち点差を暫定で13とし、前人未到の4冠達成にまた一歩前進した。

 ここ数週間の戦いの中で初めて疲労の色がみえたシティだったが、今季安定する守備陣を支える両CBが相手ゴール前で決定的な役割を果たした。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「10分から15分経過した段階で、きょうは美しい絵を描くことができないと理解した」とすると、「リーグ戦に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)と多くの試合があるのでこれは普通のことだ。勝ち点3を取れて運が良かった」と続けた。

 昨年9月にポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)から加入したジアスは、ハムストリングのけがから復帰して先発2試合目となったケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のクロスに合わせて移籍後初得点を記録した。

 直近のリーグ戦10試合で8度クリーンシートを達成しているシティに対し、リバプール(Liverpool FC)、チェルシー(Chelsea)、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、アーセナル(Arsenal)を抑えて来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場権獲得圏内の4位につけるウェストハムはその力を示した。

 シュートがポストをたたくなどシティのゴールを脅かしたウェストハムのマイケル・アントニオ(Michail Antonio)は、前半終了間際にジェシー・リンガード(Jesse Lingard)のシュートに詰めて同点ゴールをマークした。

 しかし、連勝を伸ばすべく後半攻勢に出たシティは68分、リヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)のクロスにストーンズが合わせて決勝点をマークした。

 ウェストハムを率いるデビッド・モイーズ(David Moyes)監督は、「勝ち点1が獲得できなかったことに落胆している。最高のパフォーマンスだった。首位と対等に渡り合うためにここに来たし、実際に長い時間そうできた」と悔やんだ。(c)AFP/Kieran CANNING