【2月26日 AFP】(更新)米玩具大手ハズブロ(Hasbro)は25日、ジャガイモの顔をした米国生まれの玩具「ミスター・ポテトヘッド(Mr. Potato Head)」について、性別を区別しない「ジェンダー・ニュートラル」にすると発表した。

 ミスター・ポテトヘッドは、顔のパーツや身に着ける小物を付け替えて遊ぶことができる人形で、70年近くにわたって親しまれてきた。年内にロゴやパッケージから敬称が外され、単に「ポテトヘッド」となる。

 同社は公式サイトで当初、「象徴的なブランドのイメージを、現代の消費者に合わせて変更する」と発表。男女平等と社会的包摂(インクルージョン)を促す目的があるとし、今秋から発売される新シリーズで、子どもたちは「自分ならではのポテトヘッド・ファミリーを想像し創作できる」と説明していた。

 しかし、その後新たに出された発表では、キャラクターのミスター・ポテトヘッドとミセス・ポテトヘッドは引き続き何らかの形で存在し続けるとし、彼らは「どこへも行かない」と述べたものの、詳細は明らかにしなかった。また、男女平等と社会的包摂についての言及も削除された。(c)AFP