【2月24日 AFP】今月に入ってエボラ出血熱の新規患者が確認された西アフリカのギニアで23日、エボラ出血熱を予防するワクチンの接種が始まった。6週間で感染を封じ込めることを目指す。

 ギニアでは今月13日、2013~2016年に西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネで1万1300人が死亡した流行の後としては初めてエボラ出血熱の患者が報告された。

 新たにギニア南東部ヌゼレコレ(Nzerekore)のグエケ(Gouecke)で発生したエボラ出血熱により、これまでに5人が死亡した。

 22日、1万1000回分余りのエボラワクチンがギニアに到着。23日にグエケで接種が始まった。世界保健機関(WHO)は23日、さらに約8000回分のワクチンをギニアに送る計画だと明らかにした。

 ギニアのレミー・ラマ(Remy Lamah)保健相はAFPに対し、「私は、6週間でこの病気を終わらせられると考えている」と述べた。

 グエケにある医療センター前で接種開始式典が行われ、出席した現地の当局者らが集まった数十人を前に接種を受けた。イマーム(イスラム教の宗教指導者)と説教師も接種を受けるよう呼び掛けた。(c)AFP/Carol Valade