人形には「魂がある」 スイス機械芸術の職人
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■忍耐と時間
ロシアの国民的詩人アレクサンドル・プーシキン(Alexander Pushkin)の機械人形は、1458編の詩をインクで書くことができるが、制作に5年を要した。「空飛ぶじゅうたん」は2年かかった。
「困難を楽しまなければなりません。忍耐が必要です。さらには情熱を傾けなければなりません」と、ジュノーさんは言う。
技術的および美的な面での困難をすべて克服し、完成品が生きているように動くのを見ることによって、仕事のやりがいが得られる。
「同じ工房の中でも、機械人形の制作では職人それぞれに自分のスタイルがあります」と、ジュノーさんは話す。
「まさしくこれが、機械人形にその魂を吹き込むのです。機械人形には本当に魂があるのです。同じものは二つとありません」とジュノーさんは語った。
伝統技能の世界ではあるが、コンピューターを使ったシミュレーションや3Dプリントも導入されている。
「伝統的な技法では不可能だったものが、3Dプリントのおかげで作れるようになりました。信じられないような部品ができるんです」とジュノーさんは語った。(c)AFP/Robin MILLARD