【1月24日 AFP】サッカーイングランドFAカップ(FA Cup 2020-21)は23日、4回戦が行われ、前回王者アーセナル(Arsenal)はガブリエウ(Gabriel Magalhaes)のオウンゴールでサウサンプトン(Southampton FC)に0-1で敗れた。

 大会最多14度の優勝を誇るアーセナルは、リーグ戦からメンバーを大きく入れ替えて試合に臨んだが、サウサンプトンの勢いを止めることができず24分に失点をした。

 後半立て直していくつかチャンスをつくったアーセナルだったが、得点には至らず4回戦で姿を消した。昨年8月にFAカップを制し、アーセナルでの初年度でタイトル獲得に成功したミケル・アルテタ(Mikel Arteta)監督は、「とても悲しい」と早期敗退を悔やんだ。

「前半は問題があった。相手のハイプレスによってミスが続出した」と英BTスポーツ(BT Sport)にコメントしたアルテタ監督は、「後半には二つか三つ大きなチャンスがあったが、それだけでは十分ではなかった」と試合を振り返った。

 サウサンプトンを率いるラルフ・ハーゼンヒュットル(Ralph Hasenhuttl)監督は、ハムストリングのけがが完治し、新型コロナウイルスの検査で陽性が出てからの隔離が明けたダニー・イングス(Danny Ings)を元アーセナルのセオ・ウォルコット(Theo Walcott)のパートナーに起用するなど、本拠地セント・メリーズ(St Mary's Stadium)での一戦にベストメンバーで臨んだ。

 一方のアルテタ監督は、3-0で勝利した18日のニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)戦からピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)、エミール・スミス・ロウ(Emile Smith Rowe)をはじめ7人を入れ替えた。

 1976年大会で優勝しているサウサンプトンは24分、敵陣でモハメド・エルネニー(Mohamed Elneny)から奪ったボールをつなぐと、右サイドのカイル・ウォーカーピータース(Kyle Walker-Peters)のクロスボールが相手DFガブリエウに当たってゴールに吸い込まれた。

 好調アーセナルに508分ぶりとなる失点をつけて勝利したサウサンプトンは、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)との5回戦に進んだ。

 調子を上げて11位まで浮上したアーセナルは、26日にリーグ戦で再び敵地でサウサンプトンと対戦する。(c)AFP