【1月10日 AFP】女子テニスの今季初戦、アブダビWTA女子テニスオープン(Abu Dhabi WTA Women's Tennis Open 2021)は9日、シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング1位のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が2-6、4-6でランク292位の予選勝者アナスタシア・ガサノワ(Anastasia Gasanova、ロシア)に敗れる波乱があった。

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 今大会がWTAツアーの本戦初出場となる21歳のガサノワは、わずか75分で第3シードのプリスコバを撃破。100位以内の選手から初勝利を挙げ、ベスト16入りを果たした。

 ガサノワは「本当に驚いているけど、きょうは朝起きて、『大丈夫、勝てないはずがない』と自分に言い聞かせた」と明かし、「本当は、予選とかそのあたりで負けるだろうなと思ったタイミングもあったけど、自分を奮い立たせて、勝つしかない、勝ちたいと思うようにしていた」とコメントした。

 ガサノワは3回戦で、サラ・ソリベストルモ(Sara Sorribes Tormo、スペイン)と準々決勝の椅子を争う。

 その他の試合では、第2シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が四大大会(グランドスラム)決勝に2回進出しているベテランのベラ・ズボナレワ(Vera Zvonareva、ロシア)に6-4、6-1で快勝した。

 第9シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)は7-5、6-2で米国の16歳コリ・ガウフ(Cori Gauff)を退けて勝ち上がった。(c)AFP