【12月11日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は10日、アゼルバイジャンを訪れ、係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)におけるアゼル側の「栄光の勝利」をたたえた一方で、アルメニアとの「闘争」は終わっていないと述べた。

 エルドアン大統領は同日、アゼル全土を挙げた祝勝行事に参加するため、首都バクーを訪問。

 軍事パレードを見守ったエルドアン氏は、「きょうはこの栄光の勝利を祝うためにここにいる」と話したものの、「政治や軍事面で展開される闘争は、今後も多くの方面で続いていく」と警告した。

 ナゴルノカラバフ紛争でアゼルバイジャンを支持してきたトルコ政府は、アゼル軍増強のためシリアから傭兵(ようへい)を送り込んだとして広く非難を受けてきたが、トルコはこの疑惑を否定している。(c)AFP