米、香港警察・治安機関幹部ら4人を制裁対象に
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【11月10日 AFP】米政府は9日、香港の自由を抑圧したとして、香港の警察や治安機関の幹部ら4人を新たに制裁リストに加えることを明らかにした。
米政府はすでに香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム、Carrie Lam)行政長官にも、同様の制裁を科している。
今回新たに制裁対象に加わった4人の中には、香港警務処(警察)副処長(国家安全担当)の劉賜蕙(エドウィナ・ラウ、Edwina Lau)氏や、香港国家安全維持法(国安法)に基づき新設された中国政府直轄の治安機関「国家安全維持公署」の李江舟(Li Jiangzhou)副署長が含まれている。制裁対象者は米国への渡航が禁止され、米国内の資産が凍結される。
米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は同日の声明で、「これらの措置は、香港の人々の自由を激しく奪い、香港の自治を侵害している主要人物に責任を取らせようとする米国の決意を明確にするものだ」と述べた。(c)AFP