【11月7日 AFP】国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)は6日、内戦で荒廃するアフリカのブルキナファソ、ナイジェリア北東部、南スーダンと中東イエメンで飢餓のリスクが高まっているとの報告書を発表した。

 FAOとWFPは「内戦や経済悪化、気象異常、新型コロナウイルスの感染拡大といった災難が重なり、人々をますます食糧不足の局面に追いやっている」と指摘。

 ブルキナファソ、ナイジェリア北東部、南スーダン、イエメンの四つの国・地域を挙げ、急速な食糧不足にあり、飢餓の恐れに直面していると表現した。

 また、同域の住民の一部は「すでに深刻な食料不足にある」といい、人道支援アクセスのいかなる削減も飢餓につながりかねないと指摘した。

 さらにベネズエラ、ハイチ、エチオピア、ソマリア、カメルーン、中央アフリカ、マリ、ニジェール、シエラレオネ、コンゴ民主共和国、モザンビーク、ジンバブエ、スーダン、レバノン、シリア、アフガニスタンの16か国も「食料不足が急速に悪化するリスクが高い」と警告している。(c)AFP