【11月14日 AFP】(更新)米大統領選は13日、最後まで大勢が判明していなかった2州で勝者が確定し、選挙人獲得数は民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)次期大統領が306人、共和党の現職ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領が232人となった。米メディアが報じた。

 CNNABCなどによると、バイデン氏はこれまで共和党支持が厚かったジョージア州で勝利し、トランプ氏との差をさらに広げた。CNNとNBCによれば、トランプ氏はノースカロライナ州で勝利を確実とした。

 ジョージア州は1992年にビル・クリントン(Bill Clinton)氏が勝利したのを最後に、民主党候補が勝利を手にできない状況が続いていた。前回の選挙でトランプ氏が制した州のうち、今回バイデン氏が奪取した州はジョージアを含め5州。バイデン氏の選挙人獲得数は、トランプ氏が前回2016年の大統領選で民主党のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)候補を破った際に獲得した人数と同数となった。

 ジョージア州ではバイデン氏の得票数がトランプ氏を1万4000票上回っている。同州では来週、手作業での再集計が完了する予定だが、州全体での再集計ではトランプ氏が結果を覆すために必要な規模の票数変動は見込めない。

 以下は、両候補が勝利を確実にした州。(米メディア予測に基づく。かっこ内は選挙人の獲得数)

■トランプ氏(232)
アラバマ(9)
アラスカ(3)
アーカンソー(6)
フロリダ(29)
アイダホ(4)
インディアナ(11)
アイオワ(6)
カンザス(6)
ケンタッキー(8)
ルイジアナ(8)
メーン(1)※
ミシシッピ(6)
ミズーリ(10)
モンタナ(3)
ネブラスカ(4)※※
ノースカロライナ(15)
ノースダコタ(3)
オハイオ(18)
オクラホマ(7)
サウスカロライナ(9)
サウスダコタ(3)
テネシー(11)
テキサス(38)
ユタ(6)
ウェストバージニア(5)
ワイオミング(3)

■バイデン氏(306)
アリゾナ(11)
カリフォルニア(55)
コロラド(9)
コネティカット(7)
デラウェア(3)
首都ワシントン(3)
ジョージア(16)
ハワイ(4)
イリノイ(20)
メーン(3)※
メリーランド(10)
マサチューセッツ(11)
ミシガン(16)
ミネソタ(10)
ネブラスカ(1)※※
ネバダ(6)
ニューハンプシャー(4)
ニュージャージー(14)
ニューメキシコ(5)
ニューヨーク(29)
オレゴン(7)
ペンシルベニア(20)
ロードアイランド(4)
バーモント(3)
バージニア(13)
ワシントン(12)
ウィスコンシン(10)

※メーン州は勝者総取り方式を採用しておらず、選挙人4人のうち3人はバイデン氏、1人はトランプ氏が獲得。

※※ネブラスカ州も勝者総取り方式を採用しておらず、選挙人5人のうち4人はトランプ氏、1人はバイデン氏が獲得。

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