【10月15日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は14日、大統領選の対立候補ジョー・バイデン(Joe Biden)前副大統領とその息子がウクライナで行った不正取引の暴露と称する米紙ニューヨーク・ポスト(New York Post)の記事へのリンクをブロックしたとして、フェイスブック(Facebook)とツイッター(Twitter)を非難した。

 フェイスブックとツイッターは、情報源が疑わしいとして、当該記事へのリンクを停止した。

 トランプ氏は、「フェイスブックとツイッターが、『スリーピー』ジョー・バイデンとその息子のハンター(Hunter Biden)に関する『決定的証拠』となる電子メールについて報じたニューヨーク・ポスト紙の記事を削除した。とてもひどい」「これはバイデン親子にとって始まりにすぎない。汚職に手を染める政治家ほど悪いものはない」とツイートした。

 ニューヨーク・ポスト紙は、「『決定的証拠』ハンター・バイデンがウクライナのビジネスマンを副大統領の父に紹介した経緯、電子メールで暴露」と題した記事の中で、ハンター氏が捨てたコンピューターを入手したと主張。そのコンピューターは、バイデン氏のウクライナでの取引に関係したものだったという。

 バイデン氏は、そうした取引への関与を繰り返し否定している。(c)AFP