【10月7日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は6日、女子シングルス準々決勝が行われ、イガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-3、6-1のストレートでここまで快進撃を続けてきた予選勝者のマルティナ・トレヴィザン(Martina Trevisan、イタリア)を退け、準決勝に進出した。シフィオンテクは、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)を制した大坂なおみ(Naomi Osaka)の存在が刺激になっていると話している。

 19歳のシフィオンテクは、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)に圧勝した勢いそのままにトレヴィザンを下し、ナディア・ポドロスカ(Nadia Podoroska、アルゼンチン)との準決勝に駒を進めた。

 シフィオンテクは「シモナとの試合のように完璧にはいかないのは分かっていた。今の私では、あのレベルの安定感を維持するのは難しい」「しっかり地に足を着けて、前向きなプレーを続けることをとにかく心がけた。そこはとてもうまくできた」とコメントした。

 四大大会(グランドスラム)初の4強入りを果たした世界ランキング54位のシフィオンテクは、1年半ほど続いた結果が出ない時期を乗り越えて9月の全米でグランドスラム3勝目を挙げた大坂の活躍が、自身のブレークの一つの要因だと考えている。

「刺激になった」「それに、自分ならもっとやれると思っていたから、ただ努力を続けた。なおみは正しい努力を続け、それが結果に表れているお手本のような選手だと思う」 (c)AFP/Martyn WOOD