【10月7日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)は6日、女子シングルス4回戦が行われ、ダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)が6-4、4-6、6-4で大会第30シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)を破り、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)女王のソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)との準々決勝に駒を進めた。

 今大会の女子シングルスは、四大大会(グランドスラム)のシードが32人に拡大した2001年以降では最多となる5人のノーシードが8強入りしているが、その1人であるコリンズは、世界ランキング57位ながら昨年の全豪でもベスト4に入っており、これがグランドスラム2回目の4回戦突破となった。

 ケニンとは1月のアデレード国際(Adelaide International 2020)で対戦し、そのときはストレート勝利を収めている。

 大学在学中に女子シングルスで2回の全米選手権女王に輝き、2016年の卒業後にプロへ転向した26歳のコリンズは「私はあまり普通ではないルートをたどってきた人間で、いろいろなことがわかるのに少し時間がかかるタイプ」「今もこのツアーでいろんなことを模索している」と話した。

 今年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)では1回戦敗退に終わったが、その後に全仏では準々決勝に3回進出しているクレーのスペシャリストで、世界10位以内に入ったこともあるニコラス・アルマグロ(Nicolas Almagro)氏とタッグを組んだ。コリンズは「彼と組めたのは本当に特別なこと」と話している。(c)AFP