【10月5日 AFP】19-20NBAファイナル(7回戦制)は4日、米フロリダ州オーランド(Orlando)で第3戦が行われ、ジミー・バトラー(Jimmy Butler)がトリプルダブルを記録したマイアミ・ヒート(Miami Heat)が115-104でロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)に勝利し、1勝を返した。

 主力選手の数でも、サイズでも劣り、不利とみられていたヒートだが、この試合では下馬評を覆して戦績を1勝2敗とした。バトラーは「これで自分たちがこの舞台にふさわしいということを理解できたと思う」「こちらがやるべきことをやりさえすれば、レイカーズは倒せる」とコメントした。

 バム・アデバヨ(Bam Adebayo)とゴラン・ドラギッチ(Goran Dragic)がけがのため2試合連続で欠場する中、バトラーは40得点、11リバウンド、13アシストでチームをけん引。番狂わせを起こしたいヒートにとって、アデバヨとドラギッチの不在は大きな痛手だが、バトラーを中心としたチームは引き下がらなかった。

 レイカーズでは、エースのレブロン・ジェームズ(LeBron James)が25得点、10リバウンド、8アシストをマークしたが、序盤にファウルトラブルに見舞われたアンソニー・デイビス(Anthony Davis)にとっては厳しい試合となり、得点は15ポイント、リバウンドはわずか5本にとどまった。

 第4戦は6日に行われるが、この勝利で9日に第5戦が開催されることが確定したため、首と肩を痛めているアデバヨ、あるいは左足の足底筋膜が断裂しているドラギッチがシリーズ中に復帰できる可能性は広がっている。(c)AFP