【10月1日 AFP】19-20NBAファイナル(7回戦制)は30日、米フロリダ州オーランド(Orlando)で開幕し、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)がマイアミ・ヒート(Miami Heat)に116-98で大勝し、最多タイとなる17度目のNBA制覇に向けて圧巻のスタートを切った。

 10年ぶりのファイナルですさまじい勢いを見せたレイカーズでは、ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)でフラストレーションのたまる数年を送り、これが初の頂上決戦となったアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が34得点をマークしてチームをけん引した。

 また、史上4人目となる10度目のファイナル出場を果たしたレブロン・ジェームズ(LeBron James)はトリプルダブルにはわずかに届かなかったが、25得点、13リバウンド、9アシストを記録した。

 ボストン・セルティックス(Boston Celtics)に並ぶ17度目のファイナル制覇を目指すウエスタンカンファレンス王者レイカーズは、一時最大32ポイント差をつけた。

 一方、イースタンカンファレンスのプレーオフでインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)、第1シードのミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)、セルティックスを撃破してファイナルに進出したヒートは、第1クオーターの中盤に13点のリードを手にするなどエネルギッシュな立ち上がりを見せ、緊張した様子は一切なかった。

 しかし、主力であるゴラン・ドラギッチ(Goran Dragic)とバム・アデバヨ(Bam Adebayo)がけがで退場となり、ジミー・バトラー(Jimmy Butler)も足首をひねったヒートに対し、レイカーズは容赦なく試合をコントロールした。

 それでもバトラーが23得点をマークして引っ張ったヒートは、2日に行われる第2戦で立て直しを図る。(c)AFP