【9月16日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は15日、今季ポストシーズンの日程を発表し、近代野球では初めてワールドシリーズが中立地の一会場で開催されることになった。

 発表文によれば、60試合に短縮されたレギュラーシーズンが今月中に終了すると、ワイルドカードラウンドは予定通り3回戦制で行われるが、その後の試合は中立地で開催されるという。

 それぞれ9月29日と30日に開幕するア・リーグ、ナ・リーグのワイルドカードラウンドは、上位シード4球団の本拠地が会場となる。

 MLB側は、今年のポストシーズンの開催地が中立地に変更されたのは「健康や安全、競技面を考慮」してのことだと明かした。 

 ア・リーグの地区シリーズはカリフォルニア州ロサンゼルスのドジャースタジアム(Dodger Stadium)と同州サンディエゴ(San Diego)のペトコパーク(Petco Park)で、ナ・リーグの地区シリーズはテキサス州アーリントン(Arlington)のグローブライフフィールド(Globe Life Field)と同州ヒューストン(Houston)のミニッツメイドパーク(Minute Maid Park)でそれぞれ開催される。

 また、リーグ優勝決定シリーズの会場はア・リーグがペトコパーク、ナ・リーグがグローブライフフィールドとなっている。

 そして、両シリーズの勝者が激突する今季のワールドシリーズは、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)の本拠地であるグローブライフフィールドで10月20日から7回戦制で行われ、第7戦は同28日に設定されている。(c)AFP