【7月4日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は3日、オールスターゲーム2020(91st All-Star Game)の中止を正式に発表した。オールスターが中止になるのは、戦後初めて。

 今年のオールスターは、7月14日にロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の本拠地ドジャースタジアム(Dodger Stadium)で開催される予定だった。MLBは、代わりに2022年の球宴を同球場で行うとしている。

 来年はすでにアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)の本拠地で開催されることが決定している。

 MLBのロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が生み出した衛生状況、そして大規模集会を禁ずる政府の指示を理由に、今年はオールスターゲームおよび同じ週に行われる関連イベントの開催は不可能だと判断した」と発表した。

 新型ウイルスの影響で開幕が遅れている今季のMLBは、60試合制の短縮日程で今月23日か24日に幕を開ける予定となっており、仮に予定通り14日にオールスターを開催すれば、各チームのシーズン前のキャンプと時期が重なっていた。(c)AFP